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テンプルバトン

ーテンプルバトンーその9-1(清水谷勇哲)

【テンプル・バトン】その9-1(浄土真宗 清水谷勇哲師)

吉田徹秀師よりテンプルバトンを受け取り「ご縁」をテーマに法話リレーをつながせていただきます。熊本 浄土真宗(単立)香福寺の清水谷勇哲です。

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おかげさま(お陰様)

語源:「かげ」という字がありますように、目に見えない神や仏に守られていることを表します。

新型コロナウイルスの影響で、私たちはちょっと前まで当たり前にできていたことが、できなくなってしまいました。こういった非日常な状況になると、これまでの日常のありがたさが分かります。今まで当たり前だと思って特に意識していなかったことが、どれほど沢山のものに繋がっていて、支えられてきたいたのか。

家族、友人、先輩後輩、ご先祖様。毎日たべる食事、お風呂、睡眠など生活に関わるさまざまな人々。また人だけでなく、水、空気、太陽、植物、動物などなど、一つでもなくてはならないものです。そして何より、今まで当たり前に会えていた人に会えなくなる、触れ合えなくなる、外に出られなくなるなどなど…

私たちの人生は、本当に沢山の「当たり前」と、それを支える「おかげさま」というご縁でできています。

「仏説無量寿経」というお経の中に「和顔愛語」という言葉があります。これは「和やかな笑顔と優しい言葉で人に接する」という意味です。自粛自粛でストレスが溜まり、だんだんギスギスした世の中になっていってます。でも今なんとか暮らしていけているのも、沢山の「おかげさま」があるからです。

いつも人は「和顔愛語」ではいられません。ですが、こんな状況だからこそ、ずっと「私」のそばにいてくれていた「おかげさま」を思い出して、感謝の想いを伝える良い機会になるかもしれません。
あなたが「ありがとう」と伝えたい人は誰ですか?

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次のバトンは、 宮崎県 立正寺 森下 恵王 (Keio Morishita) 師に託させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします🙏

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