レポート / 第13回「お題法話仏教用語禁止編Pt.2」

【開催概要】
日時:2018年5月30日(水)19:00(18:30~受付開始)
場所:緑泉寺(台東区西浅草1-8-5 地図
参加費:1000円(現地払い)
参加者:36名(定員40名)
登壇者:青江覚峰(緑泉寺住職)、吉田龍雄(蟠龍寺副住職)、西原龍哉(天真寺副住職)
仏教用語判定役:守祐順師(光福寺副住職)
司会:増田将之(公益財団法人仏教伝道協会)

予告の時までM師としていた仏教用語判定役ですが、正解は守祐順師でした。
普段普通に使っている単語はもとを正せば仏教語、なんてものは非常に多く、ついうっかりしていると聞き逃してしまうほど。そこを念入りに調査していただき、元仏教語で現代語として頻繁に使うであろうワードを250語くらいまでピックアップしていただき、厳しくチェックしていただきました(俗説も多いため、基準としては「佛教語大辞典」に依りました)。

さて、お題法話仏教用語禁止編も2回目を終えることができました。
前回も盛り上がったのですが、仏教用語をチェックするはずの増田が途中からお聴聞モードに入ってしまい、チェックがあまりできなかったため(話の中身を吟味しながら単語チェック・・・は、よく考えたら酷でしたw)、今回は講評・法話解説を増田、用語チェックを守師という役割分担をして臨みました。

前回は「6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない(アインシュタイン)」の言葉に触発され、専門用語で聴衆を置いてけぼりにするのではなく、平易な言葉で語ってもらおうと、誰が聞いてもわかる「仏教用語」のみをNGにしたのですが、今回は誰でも普通に使っている「元仏教語」もNGの対象にしました。今回法話中に登場し、NGとなったのは「微妙」、「玄関」、「安心」、「学生」、「世界」、「自由」などなど。明治の文明開化で明治時代の知識人たちは西洋から流入した言葉に新しい訳語を当ててくれたわけですが、全くの造語もあれば、仏教語から拝借したものまであったのですね。そのおかげで元々は仏教語だったと知らずに使っている単語が多いこともよく分かりました。

同時に仏教語を封じたことで、その場でしか通じない語も連発で、そこでは笑いが起きました。例えば「2500年前にインドで立ち上がった青年(お釈迦様)」、「あの方は頑張ってこうなられた(宝蔵菩薩が修行して阿弥陀如来になった)」、「あの空間(お寺)」、「頭ツルツル軍団(僧侶)」などなどw。

さらに今回のルールでの副産物としては、仏教語ではない語であっても、話の途中で「あ!」とか、「使っちゃった・・・」的な反応がありました(「子供」、「喧嘩」など。言われてみれば元仏教語っぽく見えなくもない)。つまり仏教語ではない語をどうして仏教語と考えたのか?など、逆の興味深い現象も起きました。

いつもどおり、笑いの絶えない中にも、ぐっと引き込む登壇者たちの話術に来場者は感心し、増田の法話解説、守師の用語解説で更に感心し・・・と、今回に至って、ようやくメリハリのついた仏教用語禁止編のフォーマットが定まってきた感じがしました。今後はこれをベースに展開していきたいと思います。

今回は日常語にひそむ仏教語まで禁じたので、法話中に西洋由来の外来語が多めに出る傾向がありましたが、「ルー大柴語で語る仏教」というのも面白いなと思った次第ww。

次のお題法話仏教用語禁止編はいつになるかわかりませんが、だいぶ良くなってきたので、またやります。
(その前に7月に大阪出張編を予定しています)
そしてまた、登壇者全員集合写真忘れました(すみませんm(_ _)m)。

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