VS仏教出版に寄せて〜法話を聞いてもモヤッてた人へ

青江覚峰(浄土真宗・緑泉寺住職)

長い歴史を経て現代に伝わっている仏教。いつの時代も、世界中のあらゆる地域、あらゆる世代の悩み苦しみに向き合ってきました。では、現代を生きる私たちの現実の暮らし、その中で直面する悩みに、はたして仏教はどんなふうに寄り添うのでしょうか!?

 

昨年末に出版された『VS仏教“ブッタの教え”は現代の悩みに勝てるのか!?(株式会社トゥーヴァージンズ)』をご紹介します。

お坊さんが書いた仏教の本と言えば、人間関係・お金・恋愛・仕事などに対して、法話」をもって解決する。いわゆる法話の本と思われがちです。もちろんこちらの本でも、仏教の様々なエピソードを交えながらしっかりと法話をお届けしています。

ですが、今までのものにはなかった大きな特徴がふたつ。
ひとつは、挙げられているお悩みが極めて現代的なこと。

ちょっと内容を見てみましょう。 「友人のインスタがうざい」 「働く意味がわからないからニート」 「二次元好きでリアルの女性を愛せない」 「親が毒親で……」

いかがでしょう? まさに我々が日々の暮らしの中で抱えているリアルな悩みが並んでいます。それも、「努力・根性・ときの運」などで解決できない、極めて個人的なこころの有り様を問われるようなラインナップ。時代性を色濃く反映したこれらの課題に、若い世代のお坊さんはどんな言葉で答えるのか、とても気になりますね。

もうひとつの特徴は、法話の後に「そんなこと言われたって納得がいかない!」とツッコむ相談者たちの存在です。 タイトルもユニークなこの本は、相談者とお坊さんとの「相談・法話・対話」というスタイルで進んでいきます。お坊さんが一方的に法話をし、相談者は聞くだけの「めでたしめでたし」では終わりません。仏教のいわゆるありがたいお話を見聞きしたとき、誰でも一度は「そんなのきれいごとだ」「そんなにうまくいくわけない」と心の中でツッコんだことがあるはず。そんな生々しい心の声を実際にお坊さんにぶつけてみたら、さてどんな展開が広がるのでしょうか。

宗派を超えた若い世代のお坊さんたちの、まさに体当たりのチャレンジ。ぜひお手にとってご覧ください。
VS仏教販売サイト

井戸端トークより
実は当仏教井戸端トークが行っているお題法話(仏教用語禁止編)が、この本の誕生のきっかけのひとつになっています。企画内容が全く同じではないので、あくまできっかけのひとつであったというだけに過ぎませんが(^_^;)。
しかし、こうして本になったというのは非常に喜ばしく感じております。

さて、この本はオンラインでも購入できますが、1月23日から2月2日まで渋谷の東急ハンズで行われる「渋谷ハンズお寺サークル(#渋谷寺サー)」でも入手できます。特に1月26日(土)、2月1日(日)は仏教井戸端トークもお題法話でイベント参加します!ぜひご参加ください!

渋谷ハンズお寺サークルチケットサイト
https://shibuya-terasaa.peatix.com/